花粉症じゃなくても

こんにちは!!

長野県安曇野市穂高にある医療法人社団朋有会 山本歯科クリニック 歯科衛生士の佐々木です🍀

暖かくなりましたね🌞

毎日、高速道路にある温度計が10度、14度と上がってくるので、長野の桜もそろそろかなぁと思いながら通勤しています🚙

花が咲く頃になると花粉症の方は辛い毎日が続いちゃいますよね〜。

患者さんの中にも薬を飲まないといられないという方も何人もいらっしゃいます。

そんな厄介な花粉症ですが、お口の中の健康にとっても厄介なんです。

鼻づまりになるとどうしても口で呼吸してしまいます。そうすると、お口の中が乾燥してしまい、細菌が繁殖しやすい環境が整ってしまうのです。むし歯や歯周病になりやすく、口臭も気になるようになってきます。

これに関しては、花粉症でなくても今は皆さんマスク生活なので、鼻呼吸だけでは苦しくて、つい口で呼吸してしまうという方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?そうすると花粉症の方と同じでお口の中が乾燥状態になってしまいます。

そして、花粉症の方が症状を和らげるために飲んでいるお薬には抗ヒスタミンという成分が入っています。

その副作用としては、口が渇くというものがあります。

口が渇く、鼻づまり、マスク生活とかなり良くない環境が出来上がってしまいます。

とはいえ、アレルギーを抑えるには薬を飲まないと仕方ないですし、このご時世マスクをしないわけにもいかず・・・ですよね。

なので、この時期にはいつもより歯医者さんに行く頻度を3ヶ月おきにしていたのを毎月行くなど回数を増やして、お口の中のケアをしてみてもいいかもしれません。

唾液はお口の健康を保つために、たくさんの働きをしてくれています。その唾液が少なくなっている時はそれを補うことを積極的に行っていきましょう!!

2021年3月30日(火)
キシリトールって何でいいの?

こんにちは!

長野県安曇野市穂高の医療法人社団朋有会 山本歯科クリニックの歯科衛生士 渡邉です🍡

みなさん、キシリトールって知っていますか?よくガムに含まれているので、名前は聞いたことがある、なんとなく歯に良さそうなイメージがあるという方が多いのではないでしょうか🤔

キシリトールとは、糖アルコールという甘味炭水化物の仲間です。自然界では、多くの野菜や果実に含まれています。例えば、イチゴには乾燥重量100g中に300mgのキシリトールが含まれているそうです🍓ガムやタブレットなどのお菓子で使われるキシリトールは白樺や樫の木から抽出されるものを原料にして使われているそうですよ

キシリトールは、糖アルコールの中でも最も甘く、砂糖と同じ甘味度を持っています。甘いのになぜ歯に良いイメージがあるのかというと、、、糖アルコールはむし歯の原因にならないからです!!

その理由として、一つめは「むし歯の発生と進行を予防する」

口のなかに存在するミュータンス菌は、むし歯の原因となる細菌です。ミュータンス菌は糖分を元に酸を作り出します。この酸が歯の表面を溶かしてしまうのですが、キシリトールはミュータンス菌に取り込まれても酸が産生されません。また、ミュータンス菌に取り込まれたキシリトールは、ミュータンス菌の活動を弱める働きをします。

二つめは「むし歯になりかけた歯を修復してくれる」

キシリトールは唾液中のカルシウム濃度を高めてくれ、キシリトールとカルシウムが歯の表面に取り込まれると、酸で溶かされむし歯になりかけた部分を修復してくれます。

効果的なキシリトールの食べ方としては、1日の合計量として5〜10gを、3〜4回以上の回数に分けて摂取するとむしばの予防効果が期待できるといわれています

ただ効果に即効性はないので、お口のなかのむし歯リスクが下がるのに約3ヶ月を要し、その効果を持続するためには1〜2年の摂取が必要とされます

注意点としては、一度に大量摂取するとお腹がゆるくなることがあります。また、くいしばりやかみしめが強い方はガムを日常的に噛んでいると顎や歯に痛みが出ることが多いので、タブレットでの摂取がおすすめです☝

キシリトールガムやタブレットを食べているから歯磨きをしなくても良いということではありませんので、日頃の歯磨きや定期的な歯科医院への受診をしたうえでキシリトールを使うとより効果的ですよ!!

2021年3月15日(月)