噛みしめと歯周病の関係→( `皿´)キー‼︎

こんにちは!

長野県安曇野市穂高にある医療法人社団 朋有会 山本歯科クリニック、

歯科衛生士の青栁です😊💝

 

皆さん、『噛みしめ』の恐ろしさを知っていますか??😣

2/18に岡山大学から

「日中の噛みしめがあると歯周病が進行しやすいことを確認した」

発表がありました。

歯周病とは歯を支える周囲組織の炎症であり、

歯ぐきだけでなく支える骨にまで広がると歯を喪失する恐れがあります。

歯周病は進行・再発しやすいので、

長期にわたって歯の周囲組織を安定に保つことが重要なのです。

そのため、歯科医院で定期的に専門的なケアを受けることが推奨されています。

歯周病が進行する要因には様々なものがありますが、その中でも

過度な力で噛みしめることは、

歯を支える歯ぐきや骨に悪影響を及ぼすことは知られていました。

これまでに、

歯周病の重症度と日中や睡眠時の噛みしめ・歯ぎしりが関係することは

確認されていましたが、

実際に日中や睡眠時の噛みしめ・歯ぎしりが

どのくらい歯周病の進行に関わっているのかは分かっていませんでした。

『日中の噛みしめ』があると、ない場合よりも

4.9倍歯周病が進行しやすいことが明らかとなりました。

そのほか、

歯の数が少ない人ほど歯周病が進行しやすいことも判明しました。

今まで知られていなかった

『日中の噛みしめ』というリスクの発見に繋がりました。

このことは、

新たな歯周病の予防対策に貢献できる可能性が期待されています‼

歯科医院で定期的に専門的なケアを受けていても、

歯周病が進行してしまうことは起こりえます。

歯周病が進行しないように、歯科医師・歯科衛生士と患者さんが協力をして

できるだけリスクを避けることが大切です。

歯科の関係者は、『日中の噛みしめ』という新たなリスクにも注目して、

歯周病の進行を予防することが重要なので

生活習慣の改善お口の周りの筋肉トレーニングの指導を

していくことが必要ですね💡

2021年2月28日(日)
季節限定の人気者

こんにちは!

長野県安曇野市穂高にある医療法人社団朋有会山本歯科クリニック歯科衛生士の佐々木です🍀

2月に入り節分で豆を食べて、恵方巻きを食べて、で、今度はチョコを食べる日がやってきましたね😁

この季節になると子供用の歯磨剤に季節限定味としてチョコレート味が発売されるんですよね〜。

子供達の歯をお掃除するときに何味の歯磨き粉がいい?と聞くのですが、チョコ味が一番人気な気がします!

季節限定なので、すぐになくなっちゃうんですけどね。

今年は多めに仕入れておこうかなと思っています🍫

チョコレートってなんだか歯にとっては食べちゃいけない代表!みたいなイメージありますよね。

まだ小さいお子さんには食べさせた事がないという親御さんもたまにいらっしゃいます。

でもチョコレートが悪いわけでは無くて、入っている砂糖が問題なんですよね🤔

実はチョコレート自体というかチョコの成分であるカカオについては逆に虫歯を抑制する作用があるんです。

実験ではカカオに含まれるポリフェノールの抗菌作用によってむし歯菌の減少が確認されています。

カカオに含まれる他の成分にもプラークをつきにくくしたり、エナメル質を守る働きがある事もわかっています。

なので、チョコレートは歯に悪いというわけではないので、砂糖が多く含まれていないものを選んだり、カカオ成分が多く含まれているものを選ぶといいですよね☝

チョコレートは体にも精神的にも良い効果がいろいろあるそうなので、あまり怖がらずに摂取したいですね!

 

2021年2月15日(月)
会話減っていませんか?

こんにちは!!

長野県安曇野市穂高の医療法人社団朋有会 山本歯科クリニックの歯科衛生士 渡邉です🐮

新型コロナウイルスの影響で、以前より外出の機会が減り、在宅時間が増えた事によって、会話が減っているそうですが、みなさんはいかがですか?

口は動かさないと衰えてしまい、口の衰えが体と心の衰えにも繋がってしまうのです😕

「オーラルフレイル」という言葉を聞いた事はありますか?

「オーラル」が「口腔」 「フレイル」が「虚弱」で、オーラルフレイルは歯や口の働きの虚弱化という意味があります

オーラルフレイルの症状としては

  • 硬いものが噛めない
  • 食べこぼすことが多い
  • よくむせる
  • 滑舌が悪い
  • 口の中が乾燥する

 

などの症状がみられることがあります。これらの症状は”老化のはじまりを示すサイン”として注目されるようになってきました。健康と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下するフレイルと呼ばれる中間的な段階があるとされています。フレイルから続く、要介護状態に陥ることなく健やかで自立した暮らしを長く保つためには、この段階で早く気づき、予防や改善に努力することが重要です☝

歯や口にはそれぞれ本来持っている多くの働き(口腔機能)がありますが、大きく分けると、食べること〈噛む、すりつぶす、飲み込む、味わう〉、話すこと〈発音、会話、歌う〉ですが、感情表現や呼吸なども含まれます。

オーラルフレイルはこのような口腔機能のささいな衰えから始まり、心身の機能低下(フレイル)にまでつながってしまうと考えられています。

例えば、食べにくいものを避けて柔らかいものを好んで食べていると、噛むために必要な筋肉が衰えて咀嚼機能がさらに低下し、下の図のように悪循環に陥ります🌀

 

口腔機能の低下を防ぐための対策としては

うがいをする・・・唇を閉じ頰を膨らませてするブクブクうがい(1分程度)や、水を口に含んで上を向いて行うガラガラうがいを行う

パタカラ体操・・・舌の動きを意識しながら、発音をおこなう

よく噛んで食べる・・・よく噛んで食べることも運動になります噛みごたえのあるメニューを選んだり、調理するときに食材を大きく切ることで、自然によく噛む食事を取り入れてみましょう

歌を歌う・・・大きな声を出さなくても好きな曲に合わせて口を大きく動かすことでも運動になります

オーラルフレイルを予防するためには、定期的にお口の中をチェックすることが大切です。かかりつけの歯科医院で定期健診を受けましょう😄

 

2021年2月1日(月)