こんにちは
長野県安曇野市穂高にある医療法人社団朋有会 山本歯科クリニックの歯科衛生士です😄
今回はお口の健康と体の健康と心の健康はつながっている!
というお話です
歯を失う原因は人それぞれあると思います。むし歯が進行してしまった、歯周病が進行してしまった、事故での外傷が原因などいろいろあります
そして、むし歯になる原因にもいろいろあります
一般的には甘いものを食べるとむし歯になりやすいということは知られていますが、その他にも酸蝕症というものもあります
これは、強烈な酸が歯を溶かし、ボロボロになってしまうという症状です。
強烈な酸っていったいどんな状況?と思われるかもしれませんが、私たちの体の中で産生される強烈な酸、それは胃液です。
胃液が口の中にある状態というのは嘔吐したときですね、嘔吐することなど稀なので、そんな1度や2度の嘔吐で歯がボロボロになることはありません。しかし、これが1日に何度も繰り返すというと話は別です。それが当てはまる病気として摂食障害があります。
摂食障害の方は過食、嘔吐の繰り返しがあり口の中に胃液が滞留することが多いのです。するとその酸によって歯がボロボロになり失ってしまうということになります。摂食障害ではその他に拒食により1日中飴をなめている方だったり、治療のための薬が唾液量を減らして口の中の環境を悪化させます。
歯を失う事で摂食がもっと難しくなったり、自信を失ってもっと精神的に追い込まれて病状が悪化したり悪循環を起こします。
若い頃にそのような症状で歯を失った患者さんがいらっしゃいました。
まだ40代になったばかりの女性でほとんどの歯を失っていました。
ご相談に来られた時は不安そうでしたし、少し涙ぐんでいらっしゃいました。
歯がなくなる、それも多数なくなるというのは機能的に問題が起こるだけでなく、外見的にもかなり問題が起こります。
入れ歯をすればいいと言う方も多数いらっしゃいます。ですが、入れ歯を入れて問題なく咬める、ストレスありませんと言う方は、やはりそんなにはいない様に思います。
それに入れ歯を入れて黙っていれば分かりませんが、話した時に喋りづらい、もし、しゃべっている最中に入れ歯が外れたら、と言う不安が付きまといます。
おじいちゃん、おばあちゃんがそんな感じの時は笑い話にも出来るかもしれませんが、40代女性、話すご職業、まだ小さいお子さんがいらっしゃるとなると、それは少し生活しづらいなと感じます。
そして、外見的なことでも入れ歯を外した時に見た自分の顔というのはショックかもしれませんね、歯がない状態の顔というのは実年齢より何十歳も老けて見えてしまいます。
涙ぐんでいる姿を見て、そういう色んな悲しい思いをたくさん抱えていたけれど、勇気を出して一歩踏み出していらっしゃったのかなと私なりに受け取った患者さんでした。
この患者さんは上下顎にインプラントの治療をし、入れ歯を入れなくてもしっかり咬めるようになりました。
機能的にも、外見的にもばっちり綺麗に治療を終えました。
もちろん多数の歯を失った事で複数本のインプラントが必要でした、費用ももちろんかかりますが、これからの人生をずっと不安を抱えてコンプレックスを抱えて下を向いて生きていくことを考えれば、この方のこの時の決断というのは大きな前進だったんじゃないかなと思います。
インプラントと聞くと、高い、怖いなどネガティブなイメージの方がいらっしゃいますが、お口の健康が良くなると体調も良くなります、体調が良くなると心も元気になりますよね、インプラントというのはお口の健康を整える1つの大事な治療方法です、あまりいいイメージを持っていない方は少しお話だけでも聞いてみていただけるといいかなと思います。