会話減っていませんか?

こんにちは!!

長野県安曇野市穂高の医療法人社団朋有会 山本歯科クリニックの歯科衛生士 渡邉です🐮

新型コロナウイルスの影響で、以前より外出の機会が減り、在宅時間が増えた事によって、会話が減っているそうですが、みなさんはいかがですか?

口は動かさないと衰えてしまい、口の衰えが体と心の衰えにも繋がってしまうのです😕

「オーラルフレイル」という言葉を聞いた事はありますか?

「オーラル」が「口腔」 「フレイル」が「虚弱」で、オーラルフレイルは歯や口の働きの虚弱化という意味があります

オーラルフレイルの症状としては

  • 硬いものが噛めない
  • 食べこぼすことが多い
  • よくむせる
  • 滑舌が悪い
  • 口の中が乾燥する

 

などの症状がみられることがあります。これらの症状は”老化のはじまりを示すサイン”として注目されるようになってきました。健康と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下するフレイルと呼ばれる中間的な段階があるとされています。フレイルから続く、要介護状態に陥ることなく健やかで自立した暮らしを長く保つためには、この段階で早く気づき、予防や改善に努力することが重要です☝

歯や口にはそれぞれ本来持っている多くの働き(口腔機能)がありますが、大きく分けると、食べること〈噛む、すりつぶす、飲み込む、味わう〉、話すこと〈発音、会話、歌う〉ですが、感情表現や呼吸なども含まれます。

オーラルフレイルはこのような口腔機能のささいな衰えから始まり、心身の機能低下(フレイル)にまでつながってしまうと考えられています。

例えば、食べにくいものを避けて柔らかいものを好んで食べていると、噛むために必要な筋肉が衰えて咀嚼機能がさらに低下し、下の図のように悪循環に陥ります🌀

 

口腔機能の低下を防ぐための対策としては

うがいをする・・・唇を閉じ頰を膨らませてするブクブクうがい(1分程度)や、水を口に含んで上を向いて行うガラガラうがいを行う

パタカラ体操・・・舌の動きを意識しながら、発音をおこなう

よく噛んで食べる・・・よく噛んで食べることも運動になります噛みごたえのあるメニューを選んだり、調理するときに食材を大きく切ることで、自然によく噛む食事を取り入れてみましょう

歌を歌う・・・大きな声を出さなくても好きな曲に合わせて口を大きく動かすことでも運動になります

オーラルフレイルを予防するためには、定期的にお口の中をチェックすることが大切です。かかりつけの歯科医院で定期健診を受けましょう😄

 

2021年2月1日(月)