歯周病の原因は?(その2)

Q.歯周病のかかりやすさに男女差はありますか?

妊娠されている女性は、口腔内に分泌されるホルモンの影響で、歯肉の炎症が起こりやすくなっています。

また閉経前後には、歯肉の上皮が剥がれ落ちてしまうことによる歯肉の炎症(慢性剥離性歯肉炎)が起こりやすくなる言われています。

 

 

Q.虫歯にかかりやすい食べ物はあるのですが、歯周病にかかりやすい食べ物はあるのでしょうか?

A.歯周病の一番の原因は、歯に付着するプラークです。

プラークを形成しやすい食べ物としては、粘着性の高い食べ物があります。

また、糖分が高い食べ物もプラークを形成する細菌の活動を助ける原因となります。

 

 

Q.母親が歯周病にかかっていると子供にうつりますか?

A.乳幼児のお口の中に、もともと居なかった種類の細菌が母親からうつることはありますが、歯周病の原因は主にいくつもの細菌が集まってできたプラークです。

したがって歯磨きが行き届いていれば、お子様にうつることはありません。

 

 

Q.口呼吸は(歯周病に)悪いのですか?

A.はい。

口呼吸することにより口の中が乾きやすくなり、プラークが溜まりやすくなります。

また唾液による自浄作用がなくなることから、口の中の細菌の活動性を高めるなど、悪影響があります。

 

 

Q.歯ぎしりが歯周病の原因になるのでしょうか?

A.歯ぎしりが、直接歯周病の原因となることはありません。

しかしながら、強い力が歯に加わることで、歯の根やその周囲の骨組織に負担をかけ、骨を特定部分のみ吸収させたりします。

 

 

Q.噛み合わせが悪いと歯周病の原因になるのでしょうか?

A.噛み合わせが悪いことにより、一部の歯に不自然な強い力が加わり、歯ぎしりと同様に、歯周病の症状を悪化させる原因になる場合があります。

 

2021年11月8日(月)